コロナで改めて露呈、大村知事の無能ぶり
コロナ禍の中、全国の知事たちが国の不足を補うように、独自に対策や方針を打ち出して、その手腕がそれぞれ注目を集めている。
そうした中で、去年、反日「芸術」イベントに公金を支出し、その内容を擁護して全国から怒りを買った愛知県の国賊大村秀章知事の言動がまた別の意味で注目されている。
専門家会議指摘を「迷惑千万」と抗議
政府の専門家会議が、医療提供態勢が逼迫している都府県の一つに愛知県を挙げた事に対して、大村知事は4月2日の記者会見で「県全体では十分に対応できる。事実を踏まえない発言は大変迷惑で遺憾だ」と逆上して抗議までしたというのだから、少々常軌を逸している。しかもこの時点での愛知県の感染者数は183人であったのに対して、確保できた入院患者用の病床は250床。世界各地での増加傾向と照らし合わせれば、病床逼迫の危機にあるのは子供でも分かる話だ。
慌てて緊急事態宣言への追加を懇願
このように専門家会議を批判し、抗議までして「愛知は大丈夫」とふんぞり返っていた大村知事だが、わずか一週間で態度を豹変させる。4月7日の緊急事態宣言が首都圏などに発令されると、そこに愛知県が含まれていない事に慌てたのか、「名古屋とばしはやめて」とばかりに、緊急事態宣言の対象地域に愛知県を追加するように要請したのである。専門家会議の指摘を「迷惑千万」と批判し抗議までした自身の言動を訂正・撤回することもなく、対象地域に加えろと要求するのだから、その異常さは韓国の外交姿勢を見ているかのようである。
感染者を「重たい荷物」と暴言
しかもそれから一週間もしない4月14日には、県内で複数の集団感染発生や、横浜に寄港したクルーズ船の感染者を愛知県が引き受けた事に絡み「(愛知県は)本当に重たい荷物をしょって、3月の後半までやってきた」と、感染者を「重たい荷物」と形容する暴言を吐いたのである。
どさくさ紛れに名古屋市提訴を発表する姑息さ
そして、世間がコロナで忙殺されている5月1日、「あいちトリエンナーレ2019」の負担金約3300万円の不支出を決めた名古屋市を提訴する方針を発表したのだ。どさくさ紛れの火事場泥棒のような強引な手口に批判の声も起きている。反日「芸術」イベントには惜しげも無く金を出すくせに休業する事業者への協力金の追加支給を出し渋るのだから、一体どこの国の政治家なのかと改めて問い詰めたくなる。
感染者個人情報をネットに誤って掲載
また、5月8日には感染者490人の氏名、入院先といった情報を愛知県のウェブサイトに誤って掲載するという信じられない事件まで起こしている。しかも感染者同士の関係について「愛人?」「恋人」といった記載まであったというのだから、人権侵害も甚だしく、損害賠償請求モノである。大阪府の吉村洋文知事がその働きから「#吉村寝ろ」との声が SNS のトレンド入りをしたが、同時に「#大村寝てろ」も。今回の世界的な混乱を招いた WHO の無責任なテドロス事務局長にかけて「愛知のテドロス」といった声が見られた。コロナ禍で大村知事の無能ぶりと害悪が改めて露呈した形である。