【書籍紹介】『北朝鮮の漂着船』荒木和博 著、草思社 刊

『北朝鮮の漂着船: 海からやってくる新たな脅威』

著者は「特定失踪者問題調査会」代表として拉致問題の解決に全力投球して居る。と同時に、北朝鮮からの漂着船の急増が日本国の国防上脅威だと認識、この問題点を実証検分してをる。

ノー天気な政治家や国民は、「海洋国の安全」神話に納得し、隣国の危険性(半年百隻以上にわたり不審船漂着)を意図的に拒絶して居る。

然しだ、荒木氏の炯眼は「拉致問題と漂着船」の類似性に着目、海からの侵略に警告(日本の海岸はガラ空き)を発して居る。

予備自衛官・荒木和博予備陸曹長は、軍人の心眼を通じ、日本国の安全が虫食いだらけの異常性を批判。我が国が、この守るべき本質を避けて「他国の信義」に依る平和至上主義に擦り寄る現状を、深刻に訴え掛けて居る。

北朝鮮は「対岸」―工作員が直ぐに来る位置に有ると。政府の隠蔽、押し寄せる難民パニック。専守防衛のまやかし等。北朝鮮への危機管理態勢に望む姿勢を明確に提言・掲示してくれた憂国の書である。

(文藝評論家 蓮坊公爾)