新執行部人事発表 党役員の決意と抱負

副代表 小林芳夫

 日本国民党、何と素晴らしい党名でしょうか!

 名は体を表すと言われますが、日本国民党とは日本と日本国民の為に行動する政党である、ということを宣言した政党です。自民党は地域の利益、各業界の利権を代表し、立民・民進党は労働組合(公務員・大企業)の利権を代表する政党です。議会主義下では各地域、業界、組合等が各々の要求を実現する為に代表を国会へ送り政策に反映させ、予算の分捕り合戦をさせる訳ですが、これが行き過ぎると国会は単なる利害調整機関に成り下がってしまいます。

 また、議員は各々の立場を熟知しているので、互いに忖度し合い、コスト削減や行政改革等の提起は不可能になります。「国民」の立場から見れば100%有害無益の違法バクチ・パチンコを守ろうとする議員が与野党に数十人いる。外国の10倍も薬を使って国家予算を食い潰しているのに「国民の健康の為に」もっと多く薬を使わせようとする議員がいる。上げれば切りがありません。

 日本国民党は、日本と日本国民の立場に立って、地域社会の皆様と共に改革を進めて参ります。副代表という大役を拝命し、微力ではありますが、この運動に全力を尽くす決意ですので、ご支援ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。

事務局長 寺武清重

 敢えて雇用形態を契約社員にしているほど、組織に属さない生き方をしてきた。果たして、そんな男に事務局長が務まるのか。鈴木代表とは十年近く行動を共にしてきたから、私の事務所への出没率の低さを知らないはずはない。

 引き受けて不安になっていたら、情報番組で働き方改革について講釈していた。出演者のタレントは、解説委員の説明に必要以上に驚いたり、首がもげんばかりに頷いてみせる。予定調和の白々しいやりとりに辟易させられつつ、不覚にも最後まで聞いてしまった。

 「これからはもっと効率的に仕事をしよう」

 その当たり前の結論を聞いて、地盤・看板・カバンを持たざる者たちが、既成政党に如何にして立ち向かっていくか、日本国民党の党活動の本質的なテーマにも通じることに気が付いた。この際、私も世の中の流れに同調して、働き方改革を実践してみよう。効率的に生活し、党活動に割ける時間を増やし、事務局長として党組織を支えていく所存だ。

組織統制委員長 荒木紫帆

 役職拝命につき、ご挨拶を申し上げます。地方から国を動かしていく運動を、皆さんと展開して行けますこと嬉しく存じます。以前別の政党団体に在籍してゐた時、入党理由を問はれ「右派政治家を増やす御手伝ひが出来ればと思つた」と答へましたが、その思ひに些かも変はり無く、むしろ鈴木代表が区議会議員になつた今、思ひは強くなつてをります。

 教育、政治、経済、マスコミ、各界に巣食ふ事勿れ主義を放置したままでは、彼らが後回しにして来た国の根幹に関はる問題は一向に解決しません。奪はれた領土も、北朝鮮に奪はれた国民も、仕掛けられた歴史戦で奪はれた誇りや名誉も取り戻すことは出来ないでせう。憲法問題も然りです。何事も一足飛びに解決する事は出来ませんが、歩を止めれば身体も思考もそこで止まつてしまひます。

 先づは地道に、同じ理念を持つ政治家を身近に増やして行きませう。停滞してゐる諸問題を少しでも前進させるべく、皆様の御支援、御協力をお願ひする次第です。

政策委員長 川東大了

 この度、政策委員長に就く事になり、私がこれから最も頭を悩ますであろう事は、愛国的な思想や訴えをどうやって選挙の際に有権者の一票に繋げるかだと思っています。

 愛国心のある日本人にとっては、歴史捏造問題や竹島や尖閣と言った領土問題は大きな関心事ですが、残念ながらそのような有権者はごくわずかなのが現実です。

 竹島や慰安婦問題よりも、税金が安くなって月に1回の外食が2回出来るようになる事の方が重要なのです。

 愛国的な公約を掲げても得票に繋がらなければ候補者は得票に繋がる問題を扱わざるを得ません。

 我が党は、本来最も大事であるはずの「愛国心」を根幹に持ち、その上で有権者に伝わる形で声を挙げなければなりません。

 戦後教育の中で「愛国」と言ったものが「侵略戦争」に繋げられて負のイメージとなっていますが、この打破こそに我が党の躍進があると確信します。

 真っ向から「愛国」を掲げて政策委員長の任を全うしたいと思います。

情報宣伝委員長 金友隆幸

 この度、情報宣伝委員長という身に余る大役を拝命することになりました。

 昨今の我が国の国政選挙にしても、一昨年のアメリカ大統領選挙にしても、ネットの情報が与える影響力は飛躍的に増大しました。既存のマスメディアが流す情報も「フェイクニュース」と断じられたり、ネットでその真偽がすぐに白日の下に晒されたりする事も盛んになっております。

 また、3年前の広域暴力団の分裂騒動に際しましても「銃弾ではなくツイートが飛び交う抗争」と言われるほど、すでに「言葉」と「情報」は、もはや弾丸に近いものであり、それを発する手段は銃火器に等しい意味を持って来ております。まさに情報こそが武器となっております。

 幕末明治維新を成就させた先人たちは最新の知識と武器を駆使して討幕を成就させましたが、この本質は現在でも全く同じではないでしょうか。新時代を切り開く維新変革運動の担い手は最新の情報ツールを駆使して道を切り開いて行く事が求められます。いつまでも黒電話とFAXでは時代に忘れ去られてしまうでしょう。

 まさにその最前線の兵站の責を担う重役であるとの使命感を持って任にあたりたく存じますので、皆様の御指導御鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。