葛飾区議会議員選挙、多様な民意反映

大選挙区制の利点はっきり

 11月13日に開票された葛飾区議会議員選挙の結果が、ツイッターのトレンドに上がるほどの全国的な注目と話題を集め「まるで2017年のハイライト」「ドラマ民衆の敵さながら」とも言われていました。

 もちろん私たちにとって最大のニュースは「鈴木信行当選」でしたが、それ以外にも、去年の都知事選挙の政見放送で「NHKをぶっ壊す!」と主張した事で有名になった「NHKから国民を守る党」代表の立花孝志氏や、左派政党諸派の応援を受けた候補者や、都民ファーストからの出馬を蹴った人たちが当選して、当の都民ファーストが五人中四人が落選という壊滅的惨敗を喫したり、さらには次点落選者がなんとまさかの一票差で、「ドラマよりも面白い」とも言われましたが、何よりも重要なのはこの葛飾区議会議員選挙が多様な民意を反映した点です。

 衆議院選挙の小選挙区制度に代表されるような「与党か野党のどっちか選べ」という不本意な「民主主義」ではなく、選びたい候補者を選べる大選挙区制度の利点がはっきりと示された選挙戦だったのではないでしょうか。