紀元節奉祝式典開催 建国2682年を祝う
紀元節奉祝式典実行委員会は、2月11日、東京都千代田区の星陵会館で「第三八回紀元節奉祝式典」を催行した。
昨年に引き続き、日本国民党の荒木紫帆組織統制局長が実行委員会代表を務めたほか、党員も実行委員やスタッフとして加わった。
開催にあたり、新型コロナウィルス感染拡大を防止するため、入場規制を行い、式典参列者は例年より少ない約120名だった。
荒木代表は開会挨拶にて、「毎年この良き日を迎える中で常に願うのは、いつの日か政府主催で建国記念の集会を大々的におこなってほしい。昭和23年に紀元節は祝日から省かれ、その後の先人たちの粘り強い努力で、昭和41年に『建国記念の日』という名称でようやく祝日として認められた経緯を考えると、政府主催の建国記念祭実現にはまだまだ時間がかかる。祝祭日の本来の意義、近年はその意義のみならず、土日に寄せて連休となるよう日にちの変更まで行われている。祝祭日の持つ歴史的背景を今一度思い起こす機会としたい」と話した。
まず最初に紀元節祭がおこなわれ、浦安の舞が奉納され、神武天皇建都の大詔が奉読され、参加者全員で紀元節の歌を奉唱した。
記念講演は詔勅研究家で、みことのり普及の会副会長の佐藤健二氏が登壇。「神武紀元と明治の精神」と題して、世界各国の暦の起源を解説してから、明治時代における紀元節制定の経緯などについて約一時間講演した。
その後、決議文が朗読され、満場の拍手で採択された。最後に参加者全員で「天皇陛下万歳!」と三唱し、皇室の弥栄と日本の安寧を祈念する聖寿万歳で、皇紀2682年を寿いだ。
(編集部)