【党声明】習近平国賓来日に断固反対する

 安倍首相は、昨年のG20サミット、日中韓サミットで中華人民共和国国家主席・習近平に対し、国賓来日を求めている。

 我が国と中国の間では、星の数ほど多くの問題がある。度重なる領土・領海・領空侵犯で尖閣諸島や沖縄は脅かされており、台湾、チベットやウイグル、南モンゴル、香港などに対する圧迫の凄惨なる実態は、満天下に晒されている。これらの人権状況が国際社会においていかに厳しく批判されても、習近平指導部は、活動家の拘束を続けており、各民族に対する監視を強化する一方だ。

 何よりも国賓待遇で来日することは、皇室による接遇を意味し、「天皇陛下のお客様」としてお迎えすることとなる。皇室の尊厳を著しく毀損しかねない問題であり、中国側は必ずや答礼として天皇陛下の「ご訪中」を要求することが予想される。

 日本国民党は、こうしたあらゆる問題を無視して行われようとする安倍首相による習近平の国賓待遇としての招聘・来日に断固反対するとともに、様々な手段を講じていく。

令和2年1月6日

日本国民党