上野フィリピンエキスポ 約10万人の動員を果たし大盛況

 今年で3回目となる国内最大規模の日本とフィリピンとの友好イベント、フィリピンエキスポが6月14日~16日に開催された。フィリピンの最大のメディアABS-CBNの協力により、これまでにない盛り上がりを見せた。

 約10万人近い動員を果たし、大盛況のなか幕を閉じた。

 フィリピン出身の人気歌手、Beverly(ビバリー)から、恵比寿★マスカッツや仮面女子など日本のアイドルやタレントも登場したことに盛り上がりを見せ、日比交流を深めることが出来た。

 中国共産党の軍事力に脅威を抱く国はフィリピンだけではない。海洋アジアに広がる国々の多くが恐れを抱いている。そのなかで海洋国家日本が存在を誇示することが地政学上極めて有用なことだ。また、一国二制度を敷く香港では、逃亡犯条例改正案で「反送中」を掲げた現地の反対運動が予想を遥かに超えて燃え上がった。言うまでもなく、この逃亡犯条例の動きは、共産党支配下に組み込もうとする反動だ。

 フィリピンエキスポをはじめとするわれわれの取り組みは、太平洋進出を虎視眈々と狙う中国の野心を封じ込める一助となることに間違いはない。

満員になった会場

満員になった会場

(しんぶん国民 令和元年7・8月号より)