統一地方選挙前半戦の総括(柘植雅二)
勝てる戦場へ戦力結集しよう
4月7日、統一地方選挙の前半戦である知事選、道府県議会議員選挙、政令市長選挙、政令市議会議員選挙が投開票されました。
我が党と同じ思いに近い、愛国心を前面に打ち出した候補者らも各地の政令市議会議員選挙に立候補しておりましたが、ほぼ全員が最下位で落選となりました。
4年前に「次世代の党」が、愛知県で無理やり候補者を擁立した名古屋市議会選挙でも、候補者がほぼ最下位で落選し(976票・得票率1.2%)、法定投票率も満たさず、供託金も没収でした。
愛知県会議員選挙の豊橋市選挙区でも、定数5人で、最下位の当選候補者ですら、15,000票を集めてようやく当選しています。
それに比べ、申し訳ないが、神奈川県や、京都府など、各地の政令指定都市で立候補した愛国者の得票数は、多い人で、1,000票を少し超えているだけです。
こんな選挙をしていたのでは、供託金没収で、立候補者を潰すだけの政治運動になります。今こうして考えると、かつての「維新政党新風」の馬鹿げた参議院選挙を思い出します。
選挙に立候補し、さらには落選するというのは候補者にとって大きな負担となります。「戦後体制、占領体制に風穴を開ける」という勇ましい美名のスローガンのために、これまで何十人という優秀な候補者が政治的な「特攻機」に乗せられ、そして、潰れていった事でしょうか。
「同じ事が繰り返されている」私は統一地方選挙前半戦の総括をそう断言します。
鈴木代表が当選した一昨年の葛飾区議会議員選挙においてすら、鈴木代表の得票は2,587票で得票率にして1.6%です。市内で選挙区が区割りされて定数の限られた政令指定都市で議員を当選させるためには、少なくとも3.5%から5%以上の得票率が無ければいけません。そしてその実力が我が国の愛国陣営にはまだまだ無いのが現実です。
だからこそ、統一地方選挙後半をはじめとした全国各地の市会議員選挙などでは、勝利の見込みのある戦場へ我々の戦力を結集し、一人でも多くの当選者を出す政治運動を強力に展開しようではありませんか。
(愛知県 柘植雅二)