日本国民のなかにある日本国民党へ!(山本和幸)
昨年から始まった日本国民党の第九期体制は令和4年までとなり、前身団体から数えて日本国民党は、第十期を歩み出すこととなります。本年は葛飾区議会での日本国民党の議席を死守し、足場を固めた上で第九期の節目となる最後の一年を迎えることとなります。
議席を得た第九期の次は何をすべきか。今年は、敢えて申せば選挙に翻弄された一年でもありました。ですが、多くの皆さんが一丸となって愛国政治勢力の躍進のために力を籠めた一年でもありました。
日本国民党は、基本姿勢を示す綱領において「わが党は、日本国民と共にある国民政党である。国民と苦楽を共にし、国民と同じ言葉で提案し、国民と同じ思いで実践する政党である」と謳っています。
このような党の基本姿勢を忘れず、常に目標に向かって前を向き続けるため、年末に開催される党員総会・日本国民の集いが非常に意義あるものとしなければなりません。
敢えて申せば、それが意義がないものであれば、それはひとえに党大会実行委員会や党本部事務局の責任であると言えるでしょう。優秀な党員を数多く抱える党として、如何にして党に参画する皆さんの思いや能力を党の中で引き出し、活用していくかを助けるのが日本をこよなく愛する愛国者による政党組織の役目であり、天皇国日本に対する責務です。これを放棄した党組織は、現下日本の政治運動に与しようとすることを忘れた、あるいは諦めたものと戒めなければなりません。
この考えを忘れず党役員や事務局は党務の執行に努めていくとともに、僭越ながら、党員党友はじめ様々な形で党にお力添え頂く皆様のお考えの片隅にもお願いがあります。「党から何をすればいいか求められるか」ではなく、「自らの能力や長所がどのように党とマッチングし、党のパワーを引き出せるか」のお考えを頂戴したいと私は考えています。
それは、何も決して大論文にまとめてくれというものではありません。ぜひ総会での質疑や懇談の席など機会ある所でほんの少しでも愚痴のようにでも、時には自慢話のようなものでもいいでしょう。党執行部などに対してご自身の心中を述べて頂き、誤解を恐れずに言えば執行部・事務局の蒙を啓いて戴きたい。日本国民による政党が大きく発展するためには皆様のお力を結集するほか手立てはありません。
日本の政権は、またもや一年程で交代を余儀なくされ、菅内閣から岸田内閣という新たな政権となりました。総選挙も近づく中、葛飾区議選を迎えます。
今まで機関紙を読むだけの党員だったが、選挙に向けたポスティングに参加したきっかけで党のほかの活動にも顔を出そうと思ったという方も大変多くいらっしゃいます。
日本国民の中から、真に日本国民の言葉と思いを政治・行政の現場にぶつけるべく、邁進することがますます重要な位置となることは間違いありません。皆様に12月の党員総会・日本国民の集いへのご参集をお願いするとともに、日本国民党の組織活動への一層の参画を切に期待します。
(山本和幸)