大阪市、中国人高齢生活保護が四倍以上増加
大阪市内で生活保護を受給する外国人のうち、中国人世帯が増加していることが本紙の調べで判明した。
大阪市の資料によると、令和六年七月末の外国人生活保護世帯の総数は七三三五世帯で、記録の残る平成二三年七月末からの一三年間で約四〇〇世帯減少、昨年からは一〇九世帯の減少となった。
内訳によると韓国・朝鮮の受給世帯数が約五〇〇世帯減少しており、総数の減少を後押しした。フィリピン、ベトナム、アメリカなどは微増微減で推移した。
しかし、中国人の受給世帯数は一三年で八八世帯増加。特に高齢者世帯の受給者が六〇件から二七二件と約四・五倍の増加となった。
今年一〇月号、去年一一月号にて 「在日外国人の増加と、高齢化によってそのまま受給者数が増える」と指摘しているが、東京都のみではなく大阪市でもその傾向が進んでいることが判明した。
実際に、韓国・朝鮮人世代も母子家庭の受給者数が減少し四〇一世帯減少したが、高齢者世帯は一〇〇〇世帯増加している。
本紙は今後も外国人生活保護の受給実態を調べ、傾向の分析を続けていく。