日本国民党の目指すもの

草原を走る小学生の後姿

 選挙の時にはどの政党の政治家も「日本のために」「国民のために」と口にします。しかし、それで当選した者たちによって、何がなされてきたでしょうか。私たち国民の生活はどうなったでしょうか。

 「日本のため」と言っていたはずの政治家は、中韓やアメリカに「忖度」し、グローバリズムに基づき外国を利する貿易協定を結んで日本を裏切っています。外国からの領土・領海侵犯や軍事挑発を受けても、「遺憾の意」を表明するだけです。そして、本当に「日本のため」に尊い命を捧げた英霊が祀られる靖国神社に参拝しようとすらしません。

 「国民のため」と言ってきた政治家も、その実、特定の労働組合や宗教団体の意向を受けた活動しかしません。あげくに、財界の意向を受けた政府は、人口減少と労働力不足を補う為として、外国人移民を受け入れようとまでしています。外国人移民が大量に入ってくれば、日本は全く別の社会に変わってしまいます。

 私たちの日本で、日本国民が政治から置き去りにされてしまっているのです。こうした現状から、政治を日本国民の手に取り戻すためにも、本当に日本のため、国民のために戦う、愛国者による組織的な愛国政党、日本人のための大きなネットワークが登場する必要があります。

 平成は、実にそうした愛国政党を作ろうとする挑戦と、そして挫折が繰り返された時代でした。保守派は「自分たちはサイレントマジョリティー(静かな多数派)だ」と勘違いしてきました。しかし、国政に愛国政党を作ろうとする試みが何度も失敗してきた事実が示すように、残念ながら、日本を愛する者、日本を守ろうと思う者は少数派であるのが現実です。

 そのように当選見込みの無い国政選挙を選挙区で戦っていては、候補者は頑張った者ほど擦り切れ、本気度が高いほど傷つき、消えていきました。仲間を大切に出来ない政治運動から、国民と日本を大切に出来る政治が生まれるでしょうか。数字と現実を軽視した机上の空理空論で運動は前進しません。こうした運動においては、夢を語るだけではなく、現状分析能力が必要です。

 私たちは、そうした現実を踏まえた上で、まずは各地の地方議員選挙など勝機のある戦いで、小さくても着実な勝利と前進を積み重ねていきます。それを繰り返すことによって、将来の愛国政党台頭のために、国政選挙も戦える組織の核と、日本のために動くネットワークの建設を目指します。

 戦後、中韓などが長期的に日本のあらゆる各界各層に侵蝕して影響力を及ぼして来ました。これに対抗・反撃するためには、こちらも議会をはじめ、あらゆる各界各層に仲間を作り、持久戦のつもりで戦い続ける姿勢が重要だと考えます。そして、皇室を戴いた日本で、日本人が誇りを持って幸せに暮らせる社会を子供や孫の世代に残していきたいと願っています。そのためにも、「わたしの町から日本を守る」を合言葉に、現実的に可能なことを着実に実践していく、日本の為のプロジェクトが日本国民党なのです。