天安門事件抗議行動「中国共産党を許すな!」街頭集会に300人集結!
日本天安門事件実行委員会(実行委員会代表・王戴民主中国陣線日本代表)は6月4日、東京都内で「六四天安門事件32周年抗議行動」を展開した。
雨天のなか行われた有楽町街頭集会には300人が集まり、中国共産党に対し抗議の声をあげた。翌日行われた大阪行動も約30人が参加した。わが党も街宣車を出動させるなど抗議行動を全面支援した。
中国大使館に街宣車で抗議!
鈴木信行代表以下党員らは、本部街宣車を元麻布の中国大使館前に横付けして、「中国共産党によって自由を求める人たちが殺されたんだ!」と怒り露わに抗議した。
また、第一部として行われた中国大使館に対する抗議活動は50名近くの有志が集まった。抗議文投函前のシュプレヒコールを九十九晃党員が先導し、「中国大使館と戦うぞ!」などと声を張り上げた。
有楽町に超党派結集!
午後からは有楽町交通会館前で街頭集会。司会は荒木紫帆組織統制局長だ。はじめに王戴氏が「これからは、志を共にする国、仲間が団結して、未来のために中国共産党と戦おう!」と呼びかけた。
この後、尖閣・沖縄問題からは仲村覚氏(日本沖縄政策研究フォーラム理事長)、何嘉軒氏( 香港)、グエン・ハー・キエン・グオック氏(ベトナム革新党)、後藤武司氏(YouTuber「令和タケちゃん」)、小原カルデン氏(在日チベット人コミュニティー代表)、サウット・モハメド氏(日本ウイグル協会プロジェクトコーディネーター)、ジャリガル・ジリガラ氏(世界南モンゴル会議副会長)、根本敬生氏( 中国における臓器移植を考える会SMGネットワーク事務局)、三浦小太郎氏(アジア自由民主連帯協議会事務局長)が登壇。
鈴木代表は地方議員団を代表してマイクを持ち、「6月4日を迎えると、日本人として恥ずかしい思いになる。本来は、天安門事件で中国共産党は国際社会から追放されなければならなかった。ところが、日本が助けてしまった」と悔しさを滲ませ、「これからは、日本に『打倒中国』の力を結集させよう」と訴えた。
最後は古川郁絵氏がシュプレヒコールを先導し、各国との団結を強めた。
記者会見で世界に発信
同日夕方に開かれた記者会見は、NHK、朝日新聞、産経新聞、読売新聞、共同通信、AFP通信など国内外問わず、マスコミ関係者が多数取材に訪れた。ネット関連として、動画配信者も20人近く集まり、全世界に向けて反中国共産党のメッセージを発信できた。
鈴木代表も出席し、青木克徳葛飾区長と南モンゴルクリルタイメンバーの面会について報告した。
日本の政治家の「アジア民主化」に対する関心の広がりと意識について質問した本紙に、香港の何氏は「全然足りない。厳しい状況だ。個別に数人の先生が一生懸命になってくれているのが現状だ」と指摘。ウイグル協会のサウット氏も国会前、議員会館前で人権非難決議の採択を求める活動をした際、「長尾先生の事務所は挨拶に来ていただいたが、他の先生は全く来なかった」と補足した。
また、クリルタイのジャリガル氏は「ジェノサイドの証拠が足りないという政治家もいる。疑問だ。これ以上、一体どんな証拠が必要なのか」と心境を吐露した。
最後に今回の抗議行動をとりまとめた小島孝之氏が「これからも、連携して一つの目標ごとに実行委員会を組織して、さらに活発な活動を続ける。今回最大のポイントはマスコミだけでなく、動画配信に力を入れたこと。次からはさらにネットでの発信に力を入れたい」と全世界に発信できる動画配信と強力な発信力を持つマスコミの活用に意欲を示した。