【書籍紹介】『復刻 民族戦』長野朗 著、呉PASS出版 刊
戦前随一の支那通であった長野朗が、支那人の侵略手段を鋭く分析し、戦後はGHQによって焚書にされていた本。一気に読んでしまった。自分は在日支那人問題に強く関心を持って運動に取り組んできたので、支那人関連の本は少なからず読んだと思うが、間違いなく、支那人の侵略の恐ろしさと実態を描いた随一の名著だ。
これだけ優れた観察眼と思考力を持った人の著作が長く版を絶っていたのは誇張抜きに日本にとっての損失だ。これを読めば、「多文化共生の国際社会だ」「アジア主義だ八紘一宇だ」という言説のみならず、「中には良い支那人もいるから」「帰化させればいい、その時に日本へ忠誠を誓わせればいい」「悪いのは中国共産党だけ」といった薄甘い認識も全て危険な誤りだと気付く。アメリカの侵略は資本、ロシアの侵略は軍事力、そして支那の侵略は人口であり、特に支那の侵略が最も深刻だと長野は鋭く指摘している。
本書を復刊した呉PASS出版には大いに敬意を表したいし、多くの人に読んでいただきたい。
発売日 : 令和2/1/1
ISBN-10 : 4908182736
ISBN-13 : 978-4908182730
出版社 : 呉PASS出版
https://www.kure-pass.com/
(出版社より直接注文の場合は送料無料)
¥1,800
A5判
242ページ
(評者 金友隆幸)