六四天安門事件 33周年抗議集会開催される
天安門事件33周年抗議集会実行委員会(王戴実行委員長=民主中国陣線日本代表)は6月4日、天安門事件から33年にあわせた抗議活動を実施した。
日本国民党も鈴木信行代表をはじめ実行委員会に加わり連帯した。
中国大使館
午前10時、王戴氏をはじめとした民主化グループを筆頭にウイグル、チベット、南モンゴルなど「反中共」のスローガンで各民族を中心に約50名が集結。わが党は、中国大使館による雇われ妨害者の警戒にあたり、不審人物を当局に引き渡した以外、表立った妨害は現れなかった。
また、「行動する保守」の草分け的存在の西村修平氏も参加した。
不当警備か?
本紙記者の九十九晃党員は警察官から不当警備に遭うも取材活動を貫徹。大使館に対する抗議グループを取材しようとしたところ、着けていたプラカードを興奮した様子の若い警察官に引っ張られたのだ。
大集会開催
午後2時から文京区民センターで開かれた集会は200人近い聴衆が駆けつけた。荒木紫帆組織統制局長の進行で進んだ。王戴実行委員長の挨拶の後は各民族から連帯の挨拶があり、ドキュメンタリー映画「天安門の虐殺を忘れるな」が上映された。
記念講演は天安門事件当時、学生指導者の一人で中国による天安門事件に関連した指名手配21人中第5位の周鋒鎖氏。
「崩壊へ向かう中国共産党と経済」と題し、衰退一直線ながらも残虐性は変わらない中共打倒に一致団結すべきと訴えた。
来日特別講演に登壇した陳破空氏と「天安門の虐殺を忘れるな」の輸光監督も登壇した。
民族の訴え
天安門集会に登壇した各民族代表は次の通り。アリヤ氏(ダライ・ラマ法王日本代表部事務所代表)オルホノド・ダイチン氏(世界南モンゴル会議常任副議長)※ウイグル協会の于田ケリム会長は欠席。
最後に特別アピールと決議の採択が満場一致の拍手で採択され、古川フミエイツ氏の先導で「天安門虐殺を忘れないぞ!」「中国共産党の崩壊を目指し、ともに頑張ろう!」「自由、民主、人権を取り戻そう!」とアピールした。
香港キャンドルナイト
午後5時から新宿駅南口で香港民主化グループが主体となってキャンドルナイトが催された。鈴木代表をはじめわが党も連帯。
本紙記者の九十九党員によると「左翼と中国は嘘つき。追い出さないと」と熱心に訴えかける声も。
我々は、共産主義の脅威に立ち向かう各民族の共闘に歩調を合わせてこれからも戦い続ける。
(編集部)