「表現の不自由展」東京開催に抗議 表現の自由訴えつつ、しんぶん国民の取材拒否
4月2日から5日に「表現の不自由展」が国立市の芸術小ホールで開催された。
受付の奥には金属探知機が見え、警備の厳重さを物語っている。
しんぶん国民編集部は2日におこなわれるメディア内覧会への参加申し込みをおこなった。
しかし、当日になっても返事はなかった。仕方なく現地に足を運び、スタッフに改めて参加の意思を伝えた。
当然のように内覧会への参加は断られてしまった。
現場には不自由展の開催に抗議にやってきた行動保守系の諸団体や、「新党くにもり」、右翼民族派団体などが詰めかけていた。九十九晃党員は現地にて抗議活動にヤジを飛ばす参加者に対して熱烈に詰め寄り、不自由展への抗議活動をおこなった。現場ではリポート動画も撮影し、我々愛国者が断固として不敬な芸術展に抗議する必要があるということを主張した。
村田春樹氏、一刀両断「中学生の文化祭」
4日、15時。雨が降り続ける中、村田春樹氏の表現の不自由展参観に同行した。
本展示会は一時間の完全入れ替え制だ。
村田氏が入場して少しは余裕があるだろうと思い、会場となった「くにたち市民芸術小ホール」隣の総合体育館で雨宿りすることにした。
だが、15分後には会場から出てくる村田氏。感想を聞くと「1000円は高いね、あっけない。普通の美術展なら怒るね」と苦笑交じりに話した。
作品についても、昭和天皇のお写真を燃やした「遠近を抱えてPartⅡ」や、「間抜けな日本人の墓」などの展示がないことを確認。
村田氏が撮影した写真により、チャップリンと昭和天皇を組み合わせた写真や、東北地方に行幸された天皇皇后両陛下のお写真を使用し両陛下のところだけを消したものなど複数の不敬作品が展示されていたことが明らかになった。さらに、従軍慰安婦像や「群馬の森」の朝鮮人追悼碑など「歴史捏造」展示も。
最後に村田氏は、「中学生の文化祭だ」と切って捨てた。
引き続き、「表現の不自由展」は愛国者の監視と抗議の対象になると認識させられた。